1949-09-13 第5回国会 衆議院 経済安定委員会 第22号
それらの諸君は土地解放令によつて数百町歩かあるいは数十町歩の田地を提供した方でありますから、今は傳統的にあるいは三代前からあるいは四代前から残つておるみそあるいはしようゆの釀造によつて得るところのささやかなる收入が、主として昔の地主のただいま最小限度の生活を保障しておるところの職業であります。こういう観点に立つてこれは大きな社会問題であります。
それらの諸君は土地解放令によつて数百町歩かあるいは数十町歩の田地を提供した方でありますから、今は傳統的にあるいは三代前からあるいは四代前から残つておるみそあるいはしようゆの釀造によつて得るところのささやかなる收入が、主として昔の地主のただいま最小限度の生活を保障しておるところの職業であります。こういう観点に立つてこれは大きな社会問題であります。
しかしながら私ども農村におけるところの今日の實態を考えてみますると、農地調整法の第一條にありますように、この法案が日本民主化のために、農民の解放というところのマツカーサーのあの昭和二十年十二月九日の土地解放令、農民解放令に基くものであるという點に思いを及ぼしてみますと、第二次農地調整法をもつて、また今囘提出されておるところのこの一部改正をもつて、そういつた目的を達するためにはあまりにも微力であるというふうに